毎月の地ビールと一緒に、仲良しな編集人たちの楽しい会員レターをお届けしています。このページでは会員レターのバックナンバーをご紹介します。

ビアフェスタ 会員レター第2号

発行:2006年11月

ビアフェスタ会員の皆様へ

コタツの恋しい季節になりました。皆様お元気でいらっしゃいますことと存じます。つもビアフェスタをご利用くださいまして誠にありがとうございます。運営者一同心より御礼申しあげます。

さて今月11月のビールは志賀高原の山ふところ沓野にある株式会社玉村本店様からご提供いただきましたビール ‘志賀高原ビール’であります。(株)玉村本店様、どうもありがとうございます。ここは清酒「緑喜」の酒蔵として有名で、初代喜惣治氏がこの地に創業したのが文化二年(1805年)、屋号の玉村は、初代が酒造りの修行をした上州玉村にちなんだものだそうです。山紫水明なこの地の清冽な水、清澄な空気、寒冷な気温の中で造られてきたお酒は、約200年の長きに亘り、多くの方々に愛され、育てられてきたということです。

さてこちらのビールは「自分達が飲みたいビール」というコンセプトで、全商品が志賀高原の湧き水を仕込み水に、厳選された麦芽とホップを原材料に手作りしたビールであります。またこのたび雪国の歴史と共に歩んできた100年前に建築された酒蔵をアートギャラリーとして再生されております。この地を訪れられた方は是非お気軽にお立ち寄りくださればと思います。さてここで当ファン倶楽部‘ビアフェスタ’のご紹介をさせてください。ビアフェスタは毎月一度、ファン投票をもとに選ばれた地ビールを

  1. 計画生産ゆえにできたて一番蔵出しを
  2. 計画配送で美味しいチルド配送によって
  3. 管理費用の低減で実現した割安料金で

味わうためのメンバーズ倶楽部です。世界中の料理文化が繚乱と花咲いている日本で、いつもとりあえずのビールではさびしくありませんか? 我々が会員の皆様にお伝えしたいものそれは、せめて週末ぐらいは自分へのご褒美を・・・ビールジョッキで豪快に飲むビールではなくて、グラスでまったり味わう地ビールで、過ぎし日の一週間をゆっくりと振り返る、若しくはこれからの楽しい一週間に思いをはせる。なんてとっても素敵だと思いませんか?

サポートスタッフ一同頑張りますので是非応援してください。日本のビール文化をさらに充実させていきましょう。これからは寒さも厳しくなってまいります。皆様のご健康をお祈りしております。どうかこれからも長いお付き合いをいただけますよう宜しくお願い申しあげます。

地ビールファン倶楽部‘ビアフェスタ’幹事一同より。

平成18年11月

●当月のビールのご紹介

「北志賀高原ビール」

ホップ畑のある素敵な醸造所から美味しいビールをお届けします。

特徴・こだわり

志賀高原ペールエール

人気No.1の定番です。厳選した麦芽と志賀高原の湧水で仕込んだ、クリーンな味わいの中に、贅沢につかった新鮮なホップの香りが際立ちます。(幅広い食事にもあわせていただけるビールです。)

・志賀高原IPA

ふんだんに使ったホップと、それを受け止めるボディが特徴のIPAです。発売以来多くのビール愛好家の方々にもご評価いただいている志賀高原ビールの看板商品です。

・志賀高原ポーター

コーヒーやエスプレッソを思わせるほのかなロースト香と、甘みをおさえたクリーンな味わいが特徴のビールです。濃色のビールですが、女性の方にもご好評をいただいています。(バーベキューやオムレツ、サンドウィッチ等、食事との相性も抜群です。)

・HouseIPA(限定醸造)

昨年大好評をいただいた、House IPAの本年度版です。アルコール度数8.2%のボディが、10回以上に分けて加えた大量のホップと、約半年の長期熟成により調和した,贅沢なインペリアルIPAスタイルのビールです。豊かな味わいと、圧倒的な香り、爽快な苦みがバランスした特別なビールをどうぞお楽しみください。

●来月のビールのご紹介

「タッチダウンビール」

「レストラン・ロック」

八ヶ岳の山麓にある八ヶ岳高原から見る富士山、八ヶ岳、南アルプスの眺望はすばらしく、素晴らしい自然や美術館、レストランなど魅力がたくさんあります。その中心にあるかの有名な清里に位置する萌木の村(もえぎのむら)は、約20軒ほどの個性的な店が集まる村で、ポール・ラッシュ博士の開拓精神が息づく、清里ではとても有名なスポットです。オルゴール博物館、地ビールとカレーのレストラン、手作りケーキの店、クッキーとジャムの店、ドライフラワーの店、焼物・食器の店、クラフトショップ、雑貨屋さん、ホテルなどがあります。その中の「ブルーパブレストランロック」で飲むことができるのがタッチダウンビールなのです。

特徴・こだわり

タッチダウンビールは日本で最高のビール職人・山田一巳氏が「本当に美味しビールを作りたい」との思いと八ヶ岳の美しい水とが融合して生まれた最高に「美味い」ビールです。

・タッチダウンビール「プレミアム・ロック・ボック」

2006年に全国酒類コンクールにて総合第1位を受賞したビール。ドイツ産とカナダ産の厳選された麦芽をタッチダウンビールピルスナーの1,4倍の量を使用、ホップは世界最高級のチェコ産ファインアロマホップを使用し、通常のタッチダウンビールは4週間熟成期間に対し、8週間もの長期熟成をさせ、よりまろやかな味に仕上げた濃い褐色のプレミアムビール。濃厚な麦芽の風味と、飽きのこない甘さ、高アルコール度数(7%)が特徴です。原材料:麦芽、ホップ、アルコール分:約7,0%

・タッチダウンビール「デュンケル」

オールモルト/下面発行タ イプ/アルコール度数5.8%。「ピルスナー」と共に最初に 誕生したタッチダウンビール。カラメル麦芽の濃厚な風味が芳ばしい、深みのある茶褐色のビールです。重厚なコクと味わいで通の舌をうならせます。原材料:麦芽、ホップ、アルコール分:約5,8%

・タッチダウンビール「清里ラガー」

下面発行タイプ/アルコー ル度数5.5%。キリッと締まった上品な苦味が爽快な後味を生み 出す黄金色のビールです。清里のさわやかな風を思わせるスッキリとした風味、そしてこのキレ味がビール好きにはたまりません。タッチダウンビールから「プレミアムロック・ボック」「デュンケル」「清里ラガー」各2本、計6本のセットで出荷となります。

編集後記

・今回の‘志賀高原ビール’さんとの話し合いを私どものメンバーがしていたところ私に電話を代わってくださいと言われました。何か問題が起きたのかなと恐る恐る手にとってお話を始めたところ「・・さんって(私のこと)xx証券にいらっしゃいませんでしたか?」と突然聞かれました。そうです、なんと私とこの方は同じ外資系の証券で10年以上にわたり一緒に働いていたのでした。同じ部署にはいなかったのでお互いが詳しく知り合っていなかったのですが、共通の友人がいてその方を通じて名前を知っていたのでありました。つい数年前まで金融マンであったことなどすっかり忘れて今はお酒、ビールの世界で新たな時代を作りましょうと熱く語り合ってしまいました。こんな縁って本当にあるのですね。これほど美味いビールを造っているのはどんな人なんだろうと思っていたので驚きと感動が二倍でやってきた次第です。よっしゃ、頑張ろう。(さ)

・この秋はビールイベントがてんこ盛りって感じでしたが、今年は何故かダブルIPAだとか、ストロングエールだとか、バーレーワインに力が入っているなぁって印象を持ちました。もともと地ビールはグビグビ飲むものではないと考えているですが、フルボディでアルコール度数がかなり高め、濃密でじっくり味わいたいビールにトレンドが移っていたように思います。濃密なビールの宝庫と言えばベルギーです。クリスマスに向けて11月から生誕祭ビールが酒屋に出揃います。寒い冬にたしなむビールなので、いずれも度数が高いあったまるビールばかり、どちらかといえば食後のデザートにチーズやケーキ、チョコレートなどとあわせて飲みます。ビールは発泡性が爽快なためでしょうか、日本ではどうしても夏のイメージになりがちですが、凍てつく冬が似合うビールもあります。そんなビールと共に、十月祭(オクトーバー)の次は生誕祭(クリスマス)だみたいなビールの楽しみが広がると楽しくなるなと思っています。(わ)

10月終わりから11月初めまでチェコを初めとした中欧へ行ってきました。今回はスペースをもらって、特にチェコでの旅日記を載せています。今後3回に分けて載せますので暇があれば読んでください(かず)

・最近、「プレミアムビール」のテレビCMをよく見ますね。地ビールが大好きな私としては大変喜ばしいことです。お歳暮シーズンですので、大手ビールメーカーも力を入れていくんでしょうね。「プレミアムビール」=「地ビール」という図式ができれば、非常にうれしいです。「プレミアムビール」=「地ビール」をうまく結びつけるマーケティング募集中です!!(く)

旅日記・チェコのビアホール(1)

カレル橋(左)とプラハ城(正面)

私が最初にヨーロッパを訪ねたのは、学生の時までさかのぼります。その時は2ヶ月ほどかけて、東欧と呼ばれていた国々以外ビザが不要なところは全て回り、最後イスタンブールまで足を伸ばしました。今では東欧とも呼ばれなくなり(中欧と呼ばれます)ビザも殆どの国で不要です。今秋私はチェコを初めとした旧東欧諸国を訪れました。バルト3国やポーランドでも地ビールバーがあり、何件か回りました。どれも個性があって旨かったです。しかし中でもチェコのビアホールを回った時の感想を3回にわたり掲載させていただきます。

ウ・フレクーのエントランス

チェコは国民一人当たりのビールの消費量が世界一の国であります。当然街のあちらこちらにビアホールが沢山あります。そして少し調べてみると面白いことにその名前には動物と関係のあるものが少なくないのです。例を挙げると、「二匹の猫」、「金の虎」、「牡猫」、「黒牛」、「仔熊」、「鹿の家」等といった感じです。チェコ入国後私が最初に訪れたのは、1499年創業という「ウ・フレクー(U Fleku)」というビアレストランです。ここの名前はしかし動物ではなく持ち主の名前であったらしいです。さらにここは元修道院だったらしく、なんだか厳かな感じがします。それにしても1499年からビールを飲ませているという歴史には恐れ入ります。ウ・フレクーは場所が少々分かりづらいので探すのに結構苦労しました。地図は全く当てにならなくなったのでカンだけで探しましたが道に迷いかけた頃、探し疲れてふと見上げるとそこがバーでした。入り口は小さいですが、中はいくつかの大部屋に分かれていて、私が通されたのは50人ほどが入れる、天井の高い大部屋でした。奥には中庭もあるということで、季節によっては中庭でもビールが飲めるということです。隣はドイツ人の若いカップルで大人しくビールを飲んでいました。軽く挨拶して早速ビールを注文しました。ここのビールはここでしか飲めません。まったくのオリジナルのビールを飲ませてくれます。また泊まっている宿のフロントのおっかさんに「あそこの料理は、まずくて高いからやめたほうがいいわよ。どこかで食べてから行きなさい。」とアドバイスされていたので、私は忠実にその言葉を守り、ここでは食べ物は簡単なソーセージ料理のみとして、ひたすらビールを味わうことに決めていました。

ウ・フレクーのホール

その運ばれてきたビールは黒のラガー。甘く、まろやかなで、ロースト風味がする本当に美味しいビールでした。チェコのビールはアルコール数が若干低いのか、はたまた酔ってしまうともったいないとでも思うのか分からないけれど、日本と違って何杯飲んでも酔っ払った感じがしません。ここのビールは風味豊かな黒ビールのみで他の選択肢はありません。しかしこれで十分です。黒い液体が体内を駆け巡る、得も言えぬ幸福感に浸りながら、辺りを見回すと賑やかにビールとおしゃべりを楽しんでいます。よく耳をこらすと結構ドイツ語が飛び交っています。半分とはいわないまでも、結構な数のドイツ人観光客がいることがわかりました。チェコのビール消費量を押し上げているのは、結構ドイツ人をはじめとする観光客かもしれないと思いながら、ウ・フレクーをあとにしました。

ウ・フレクーのビール

2軒目はチェスケー・ブディヨヴィッツェという街の有名なビール、ブディヨヴィツキー・ブドヴァルが飲めると聞いていた「ウ・メドヴィードクー(U Medvidku)」へ足を運びました。このビールはドイツ語では、ブドヴァイザー・ブドヴァル(Budweiser Budvar)といいます。その生産地名のチェスケー・ブディヨヴィッツェはドイツ語名でブドバイス、さらにチェコ語で醸造所を意味するピヴォバルの合成語というのが、このビールの名前の由来です。さらにブドヴァイザーは「ブドヴァイスの」という程度の意味で産地をあらわします。これを英語にすればよくご存知のバドワイザーとなります。そこでこの「Budweiser」を巡って延々と商標権争いが続いてきたのです。そこまでして名前にこだわっている、そんなこともあってこのビールはチェコで是非とも飲みたかったビールの一つでした。プラハの旧市街の王の道、と呼ばれるカレル橋からプラハ城へと通じる細い道を途中で左に折れ、道なりにまっすぐ5,6分歩くと、このビアホールを左側に見つけられます。

ウ・メドヴィードクー カウンター

チェコのビアホールは、入り口も狭く一見して実にわかりづらいのです。まずは現地の地図で通りを一つずつ確認して行かないと辿りつけません。それでもだめな場合は、とにかく聞きまくることです。私もビアホールでなければきっと途中で諦めていたことだと思います。

ウ・メドヴィードクー内

入り口右側の大きなホールに通されました。2,3のテーブル毎に低い間仕切りがありますが、店内は全体的にゆったりしています。もう店内に入っただけで甘く香ばしいビールの匂いが漂ってきます。最初にブドヴァルの黒を頼みました。深く、香ばしいホップの香りが鼻腔をつき、口に含むとさらに何とも言えないかすかな甘みもあります。ホップもサッと波のように押し寄せてきれいに引いてゆく感じで、後味も極めてよろしい。料理は魚のマスを頼みました。ビールにもあって料理としても合格でした。続いてブドヴァルのライト(黄色のラガー)を頼みました。こちらもホップの程よい苦味、香り、コクが際立っており、非常に旨いです。まさに芸術品と呼ぶにふさわしいビールです。結果的にブドヴァルが自分には一番合ったようで、このビアホールには滞在中何度も通いました。この2軒のビアホールだけでも来た甲斐があったと思いましたが、さらに次回以降は他のビアホールのこと、そしてビールを巡る歴史(特にビルゼンビール)を考えてみたいと思います。(かず)

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