ビールのスタイルは世界で70余種もあるといわれ、醸造方法で分けると大きく3つに分類されるが、ほとんどが上面発酵と下面発酵の2種類だ。
パンやワインの酵母と同じ酵母を使い、自然のままに近い20~25度の比較的高温で発酵させる。発酵中に酵母が泡と一緒に液面に浮いてくるの特徴。イギリスビールの代表であるエールビールやドイツを代表するヴァイツェンは上面発酵ビール。
150年ほど前、冷凍機の発明により普及した醸造方法。低温で発酵させ、上面とは逆に発酵の終わりに酵母が沈んでいく。醸造に長時間かかる出来上がったビールが日持ちするので、大量生産のビール会社はこの方法を採用している。世界で常飲されているピルスナータイプはこの下面発酵ビールだ。
自然発酵はどこでもできるわけない。ベルギーのブリュッセル郊外の空気中に浮遊するマイクロフローラという微生物がビールづくりに適しているため、ベルギーでは自然発酵が行われている。ベルギー産の自然発酵ビールではランビックが有名。